ショボい毎日

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ブラザーのポエム7[終]

※このブログは2018年11月頃の出来事の記録です。

ひょんな事から近所の野良猫たちを捕獲して避妊手術する事になった話、その7。

 

前回のブログはこちら。

shobon.hatenablog.jp

 

近所の野良猫ファミリー(子猫3匹、母猫1匹)のうちの最後の1匹、母猫をなんとか捕獲した。


朝になって、いつもの動物病院へ連れていった。


そして翌朝、避妊手術が終わった母猫を迎えに行った。
結果はやはり女の子。

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まだ麻酔が効いているのか、とても眠そう。


あいかわらず大人しくしてくれているので、狭くて悪いけどとりあえずこの日の夜まで捕獲器の中に居てもらう事に。いつも通りご飯・水・ホッカイロをセットして僕は仕事へ。

 


 

夜、仕事が終わり、帰宅したあと捕獲した場所に連れて行き、放した。

元気で生きてね。

 


翌日、捕獲器を洗って折りたたんで片付けた。

 

猫を捕獲し避妊すると事前に伝えていた区役所にも完了報告をした。

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再び、犬。


以前、相談をしたNPO団体さんにも経緯をメールし、お礼を伝えておいた。

(とても喜んでくれました。)

 

これですべてが終わった・・・長かった。

 

 

母猫を元の場所に放すとき、僕はつい言ってしまった。
「あなたが育てられないのに産むから、月さんは亡くなったんだよ」
と。


でも、よくよく考えると動物がたくさん子供を産んで、その中からより強い個体を選別して育てるというのは自然の摂理だろうし、それを「可哀想だ」と干渉するのはもしかしたら人間のエゴなのかも知れない。


それでもやっぱり、月さんの断末魔の声を聞いた時に「この子はもっと生きたかっただろうな、悔しかっただろうな」と強く感じたので、今回自分がした事は間違っていないと思う事にしました。

 

町を歩いていて耳に切れ込みがある猫たちに出会ったとき、今までは「ああ、避妊済なんだな」と思う程度でしたが、今回の出来事以来、どこかの誰かが自分と同じような気持ちで避妊手術をしてくれているのだな、と感じるようになりました。


何はともあれ、これで月さんの命を救えなかった責任を少しでも果たせたかな。

 



末っ子をお迎えしてくれた友人は、会うたびに末っ子の様子を教えてくれます。

今ではすっかり家猫フェイスになりました。

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うちであんなに大暴れしてたのがウソみたい。
相変わらずワガママだそうだけど、人も壁もひっかかないし布団でオシッコもしないしとても良い子に育っています。

 

一連の活動が終わった翌日、僕は新宿で映画を観て帰宅していたところ、家の近所でお孫さんに付き添われて杖をつきながら歩く餌やりお婆さんに再会しました。
猫ファミリーの全ての避妊手術が終わった事、
末っ子は友人が里親になってくれた事、
を伝えると大変喜んでくれました。
骨折した足はまだリハビリ中との事だったけど、お元気そうで良かった。

 

このお話は以上となります。
長々と続いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

  

(=゚ω゚)ノ ジャ、マタ!