茶トラのポエム
※このブログは2018年12月頃の出来事の記録です。
ひょんな事から近所の野良猫たちを捕獲して避妊手術してから数日。
前回のブログはこちら。
大変だった避妊手術も終わり、平穏な日々が戻ってまたいつも通りの社畜生活を送っていました。
たまに癒されたい時に近所の公園に行き、よく懐いてくれてる野良ハチワレちゃんと戯れるのですが、その日もいつも通り仕事帰りに公園に立ち寄ると・・・
ん??
なんか見慣れないちっこいのがいる!!
どこから来たのだろう?親もいないみたいだし、はぐれてしまったのかな。
行く当てもなくハチワレちゃんにすり寄ってるものの、ハチワレちゃんも戸惑って警戒している様子。
うーん気になる。
しかししばらく見てると茂みの奥に入って出てこなくなったため、この日はそのまま帰宅。
翌日も仕事帰りに公園に様子を見に行ってみると、ご近所さんが家から出てきて何やら気にしているご様子。
見ると昨日のチビが草むらの中で母親を探すようにニャーニャーとずっと鳴いてました。
ご近所さんに声を掛けて話を聞いてみると「1日中鳴いてて心配だけどうちは先住猫がいるから飼ってあげられないし困った、誰か保護してくれないかしら」とのこと。
しばらく様子を見ていると、公園の先住シャム猫にすり寄っているものの猫パンチをされて追い回されている…
これから寒くなるのでこりゃ生きられないなと思い、保護する事にしました。
ゆっくりまばたきしたり喉をゴロゴロ鳴らしたりして(謎の特技笑)、だいぶ近づけるようになった。
急いで帰宅し、キャリーバッグと猫缶を持って再び公園へ。
かなりお腹が減っていたようで、警戒してるけど猫缶を差し出すと僕には目もくれず一心不乱に食べ始めた。
そして猫缶をキャリーバッグの中に移動し、それを追いかけてキャリーに入って食べ始めたところで保護。早足で帰宅。
「さて、やるか」
という事で、慣れた手つきで段ボール簡易トイレを作り、再びお風呂場を猫部屋に改装(笑)。
僕はここからまたしばらく銭湯生活になりました…orz
きれいな茶トラなので、とりあえずトラさんと呼ぶことに。
トラさんをお風呂場に放とうとしてもキャリーバッグに引きこもってこちらを睨みつけてくる。
少しでも触れようとするとシャーシャーと威嚇し、引っ張り出すと浴槽の奥に引きこもってしまった。
明日病院に連れて行こう。
翌朝、ブラザーの件でもお世話になった動物病院に連れて行き、タマタマを取ってもらう。
そして翌日、家に連れて帰る。
威嚇されても顔をなでまくっているとだんだんと慣れてくれた。
そしてあっと言う間にすっかり懐いてくれた(笑)
もともと人に慣れていたのかな?
しかし困ったことが。
当時住んでいたマンションはペット飼育OKだったのですが、実はこの時ペット禁止の物件に引っ越す事が決まっていたのです。
悩んでも仕方が無いので里親さんになってくれる人を探す事に。
動物病院の先生に相談すると協力してくれるとのこと。
とりあえず見様見真似で里親募集のポスターを作ってみた。
病院の入り口に貼ってくれました。
さて、あとは里親さんが見つかるまでひたすら猫の下僕になる。
身体がなまるといけないので狩りの練習
僕が仕事に行ってる間ご飯をあげられないと可哀想なので、自動カリカリマシーンを購入。
オモチャとかも買って、すっかり猫部屋になったお風呂場。トラさんも快適そう。
ショボ男特製ごはん
まだ小さいから遊んでも遊んでも遊び足りないようで、ずっと遊んでると僕の方がすっかり疲れてしまった💦
まるで人間の子供の遊び相手をしてるみたい。
そんな感じで慌ただしくも楽しく過ごしてると、2日後に動物病院の先生から電話がかかってきた。
里親になってくれる方が見つかったそうだ。
きれいな子猫で病気も無いから、すぐに見つかったらしい。
きちんと最後まで責任を持って世話をしてくれそうな人かどうか先生がきちんとチェックしてくれたようで、これなら安心して任せられるなという事で引き渡すことにした。
この先生には本当にお世話になりっぱなしで感謝してもしきれない。
一緒に過ごした最後の夜。かわいい。
そして翌朝、動物病院に連れて行きました。
先生に預けるとき、トラさんを抱っこして
「元気でね、トラさんならきっと大丈夫、いい子にしてたから。大事にしてもらってね。」
と、声を掛けて撫でているとポロリと涙が出てしまった。。。
たった数日でも一緒に過ごすと情が移りますね。
そして先生にお礼を言って帰宅し、ほっとしたような寂しいような、そんな気持ちでお風呂場の片付けをしたのでした。
(カリカリマシーンはメルカリで売りました💦)
トラさんを保護する時に心配していたご近所さんにはお宅の場所を聞いていたので、無事に里親さんが見つかった旨のお礼の手紙を書いて郵便受けに入れておいた。
ブラザーの件でも今回の件でも思ったけれど、ペットを飼うというのは本当に大変ですね。
命を預かるというだけでなく、一生涯にわたって愛情を注いであげないといけないですから。
これまではなんとなく「猫飼いたいなー」なんて思う事もあったけれど、今回の件を経験して決して軽々しくお迎えできるものではないなと痛感しました。
トラさんは状況的にずっと一緒にいてあげる事ができなかったけれど、もしもいつか飼い主を必要としてる子と巡り会ってお迎えする機会があったら、今回の経験を活かして大事にしてあげたいなと思ったのでした。
(=゚ω゚)ノ ジャ、マタ!